伯母サヨコ。私の亡き父の姉で８９歳。認知症が進んできている。元は、美容室を長年経営してきた美容師。身寄りがいないため、姪である私が死後までの一切のお世話や手続きなどを託されている。住み慣れた大阪を離れ、私の住む神戸へと移ってきた。最初は向かいの家でスープの冷めない距離に住んでいたが、家の前の坂で転倒、骨折入院。その後、介護老人保健施設を経て、現在はサービス付高齢者住宅に住んでいましたが・・・。現在は、私（姪）の家で自宅介護となりました。
退院前も、退院直後は特にケアマネージャーさんと連絡を密に取り、様々な段取りと準備をお世話になりました。
今は私が仕事を休んで、ほぼつききりにしていますが、仕事に戻ることをあらかじめ考えて、往診のドクター、訪問看護、訪問介護（ヘルパー）の予定を毎日、誰かのケアが入るようにスケジュールを組んでもらっています。
他にも、訪問入浴（ベッドの横に簡易浴槽を持ち込んで、入浴させてくれます）、
訪問美容（ベッドに寝ている状態でもヘアカットをしてくれます）、
訪問鍼灸（寝たきりの本人の身体が少しでも楽になるように）など、本当にありがたいサービスがあるものです。訪問美容は、外出がままならない介護している家族もヘアカットやパーマを依頼できましたし、訪問鍼灸も、本人は医療保険が適用できるケースもあるのと、介護している家族は自費で受けることができました。
往診のドクター＆看護師さんをはじめ、来て下さっている方が、どの方も温かく、親しみやすい方々ばかりなのです。
実の親子ではなく、伯母と姪の関係で、なおかつ、ひとり暮らしの姪が自宅で伯母を介護する・・・という状況を、とても応援してくれていることを感じます。
本当にありがたいことです。