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04.「死」しぬ

  • 2022-07-05

労苦を共にした柳行李(やなぎごおり)

昭和ひと桁の方の葬儀に入らせていただきました。 お柩の近くに、大きめの柳行李(やなぎごおり)が置いてありました。 故人が18歳で、故郷の田舎から都会へ働きに出る時に、身の回りの物を詰めて、柳行李ひとつで出て来られたそうです。 柳行李=柳や竹で編んだ箱形をした入れ物。昔は、旅行や引っ越しの時に、荷物を入れて運ぶのに使われていた。 いくつかの地を移った時にも、その柳行李に荷物を詰めて引っ越し。自宅では […]

  • 2021-09-13

身近で死を経験するということ

時々、オンラインコミックを読むのですが、今回は、沖田✕華さん著の「お別れホスピタル」を読んでいました。 深いなぁ・・・と思う言葉があったので、紹介したいと思います。 『人はなぜ生きるのか? それは死ぬために他ならない』『もし”死”に意味があるとすれば、その人の死から誰かが生きる意味を学ぶためだと思う。』  私も、父、母を見送った時に、深く思索していました。そして、最終的には […]

  • 2021-09-07

ありがとう、さようなら

伯母のサヨコが逝きました。 この記事を書き始めるまでに、半月ほど経ってしまいました。 最後のその日は、もうお別れの兆候がいくつもありました。 昼に訪問看護師さんが来てくれましたが、体温も血圧も血中酸素も測れませんでした。血液が手足の末端に行かなくなっているので、手足は冷たく、チアノーゼ(鈍い赤紫色)になってきていましたし、喘ぐ(あえぐ)ような呼吸でした。 夕方6時半は、ヘルパーさんの訪問。一緒に、 […]