自宅介護へ

伯母サヨコ。私の亡き父の姉で89歳。認知症が進んできている。元は、美容室を長年経営してきた美容師。身寄りがいないため、姪である私が死後までの一切のお世話や手続きなどを託されている。住み慣れた大阪を離れ、私の住む神戸へと移ってきた。最初は向かいの家でスープの冷めない距離に住んでいたが、家の前の坂で転倒、骨折入院。その後、介護老人保健施設を経て、現在はサービス付高齢者住宅に住んでいましたが・・・

2021年8月2日
伯母サヨコは、7月24日から8月2日朝まで入院していた病院から退院し、私の自宅へ戻ってきました。

私も伯母も、いい気分で日々が過ごせるようにしたいと、自宅リビングを介護仕様にしました。
介護保険で入れてもらった福祉用具は・・・
●電動介護ベッド(頭と足が連動して動き、寝ている人がずり落ちない。ベッドの高さ、頭だけ、足だけも高さを変えられます。)
●ベッドのマットレス、柵(マットレスも、柵も必要に応じて色々と選べます)
●車椅子(以前から借りていたものを引き続き)

紙おむつやパッド、ケア用品などは一式、ワゴンにまとめました。ケアするときには、ワゴンを必要な場所に移動できるので便利ですよ。

病院では、1か月以上も水分と食事を口から接種していなかった伯母。栄養点滴だけでした。
最初は、感染症の結果が出るまでの病院側からの絶食。その後は、本人が自ら口を閉ざし、口に入れる一切のモノを拒否していました。(薬、水分、食事、口腔ケア)
その結果、いつも意識はもうろうとし、目を閉じているばかりでした。
入院前は、サービス付き高齢者住宅の施設内を歩行器ながらも歩き回っていたのに・・・です。
完全に、寝たきりとなって帰ってきました。