訪問看護師さんとお線香とグリーフケア

今日も、なかなか激しい雨が降っていました。
「来ていただいていた頃も雨が多かったですね~」と、伯母の自宅介護中に世話になった訪問看護師さんとの自宅玄関での会話。伯母が亡くなり、その後のお支払いの請求書は、送れば済むことにもかかわらず、「お線香をあげさせてください」と、自宅まで来てくださいました。(事前にご連絡は頂いています)

お線香をあげてくださり、お供えもいただきました。

お線香の煙と香り、そして故人の写真を見ながら、しばし当時のことやその後のことをお話し。
遺族にとっては、ありがたいことです。グリーフケアにもなります。

その看護師さんが、自宅介護をする前に伯母が入院していた、病院の看護師さんと話をしたそうです。
「亡くなってはしまいましたが、おだやかで美しい顔でしたよ。」「退院してからは、自宅で水やお茶、ゼリーやミカン、キウイ、アイスクリームなど召し上がれていたんですよ。」「訪問入浴や美容(ヘアカット),鍼灸も利用されてましたよ」「ちょっとした会話や意思疎通もできていましたし」と・・・。
病院では、伯母は飲食を一切拒否し栄養点滴でしたし、寝たきりとなってしまい声も発していませんでしたから、病棟看護師さんは驚いていたそうです。

「もっと早くに出して(退院)あげられたらよかったのかもしれませんね」←(その通りなんです!!何度も退院を打診したのですが、医師から聞き入れてもらえませんでした。)

その後、病院では伯母のケースについて話し合いが持たれたようです。
本人や家族が希望するならば、柔軟に対応できる体制であってほしいです。
「病院でこのまま亡くなると後悔しかないですけど、自宅介護して亡くなったほうがまだ後悔はましです!」と、ここまで言ってようやく、退院できることになったという経緯があります。入院中の姿だけを見て「自宅では無理」と判断されていても、実際に自宅に戻るとそうではないこともあるのです。