隣の家に住むおじさんは、昔から働き者で、お話し好きで、愛想が良くって、私が子供の頃からの顔見知りです。
90才になるそのおじさんの日課は、奥さんがデイサービスに行くのを見送り、花の水やりをし、自宅前の道にイスを出して日向ぼっこ。時にスーパーに買い物に行き、夕方にはデイサービスから帰る奥さんのお出迎え。
外にいるおじさんと出会った時にはいつも、「お〜、頑張っとるな〜」と声をかけてくれていました。(仕事の服装をしている時も、普段着の時も、DIYの作業をしている時も😁)
そして、外でイスに座るには寒い季節となり、私も忙しかったこともあって、おじさんのことを「見かけないなぁ。寒いしね。」くらいしか思ってませんでした。
今年の3月、近所のおばさんが、実はおじさんが1月に亡くなっていたことを教えてくれました。
「え〜!」としか、最初は言いようがなかったほどでした。
最後に交わした言葉は何だったか、とか、最後に会ったのはあの日だった、とかの「最後」が明確でなかったのが残念で・・・。
おじさんの家の前を通る度に、「いないんだなぁ」と思う日々。そして、いつもいた人が「いない」というのが現実的ではないような感覚。
ところが、ひょんな所でおじさんの見慣れた姿に再会。
それが、Google Earthだったのです。
何気なしに、家の周辺をGoogle Earthで眺めていたら・・・
自宅前で、いつものイスに座っているおじさんの姿が写っていたのです!
もちろん、顔はボカしてありましたが、知ってる人には、それがおじさんだとすぐに分かります。
予期せぬ、嬉しい再会でした。
こういうことも、あるのですね。😊